労災保険の給付と申請

労災保険は、仕事や通勤が原因のけが・病気について、働く人を補償するための国の制度です。ここでは、どんな給付があるのか、どう申請するのかを分かりやすく説明します。

Benefits労災保険の主な給付

給付の種類 どんなとき
療養(補償)給付 治療費。労災指定病院では原則自己負担なしで治療を受けられる
休業(補償)給付 療養のために働けず、賃金を受けられないとき
障害(補償)給付 治療後も後遺障害が残ったとき(等級に応じて支給)
遺族(補償)給付 労災で亡くなったとき、遺族に対して
葬祭料(葬祭給付) 葬祭を行ったとき
傷病(補償)年金 一定期間を経ても治らず、重い状態が続くとき
介護(補償)給付 一定の障害により介護を受けているとき

給付の名称・内容・要件は法令により定められています。詳細や最新の取扱いは、労働基準監督署や弁護士にご確認ください。

Type「業務災害」と「通勤災害」

労災は、仕事が原因の「業務災害」と、通勤途中の「通勤災害」に分けられます。通勤災害は、合理的な経路・方法での通勤が対象です。寄り道(逸脱・中断)があると対象外になることがあるなど、判断が分かれる場面もあります。

Flow申請の流れ

  • 1病院で治療を受けるできるだけ労災指定病院を受診します。健康保険ではなく労災で受診する旨を伝えます。
  • 2請求書の準備給付の種類に応じた請求書を準備します。会社に記入してもらう欄がありますが、会社が協力しない場合の対応もあります。
  • 3労働基準監督署へ提出必要書類をそろえて、労働基準監督署に提出します。
  • 4調査・決定監督署が業務との関連などを調査し、支給・不支給を決定します。

If refused会社が協力してくれないとき

労災申請は、本来、会社の協力がなくても労働者本人が行えます。「労災を使うな」「健康保険で受診して」と言われた、会社が証明を拒むといった場合(労災隠しが疑われるケースを含む)も、あきらめる必要はありません。対応方法をご相談ください。

申請でお困りなら、ご相談ください

会社が協力しない場合でも、対応方法があります。一人で抱え込まず、まずはお話を。